きっちんうたまつ

金魚まつり

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7月は江戸川区行船公園の金魚まつり、そして8月は文京区本郷のレストラン「金魚坂」へ。

行船公園の金魚まつりでは金魚の即売会もやっていて、高いものには何十万という値が付いていた。
お前はマンボウか!とツッコミたくなるような巨大で(ややウソ)長い尾ヒレをひらめかせる優美な金魚もいたけど、やっぱりスタンダードな和金に出目金、らんちゅうが一番可愛かった。

金魚坂は350年の歴史を持つ金魚、錦鯉の卸問屋で、近年お食事処、喫茶スペースを加えてリニューアル。私のような金魚&喫茶好きにはたまらない魅力的な空間。

細かく仕切られた生簀で金魚を吟味する人、釣り堀でお父さんとはしゃぐ子供。
色とりどりの金魚や鯉に囲まれて、のどかな夏のひとときを過ごしました。

金魚、私も飼ってみたいけど飼うスペースもないし死んだら可哀そうだしなあ・・・。
私の母も同じ理由で飼ってくれなかったけど、亡くなった祖父は小学生の私を金魚すくいに連れて行ってくれた。

とりあえず祖父の家で洗面器に入れて、エサに麩を与えて・・・
でもおじいちゃん、替えの水はどうしたらいいの?

すると祖父は田んぼの水を汲んで来て(!)
「田んぼの水だから大丈夫」(←意味不明)と断言して自信満々だった。

当然のごとく、3日後には全匹死んで私はお墓を作った・・・。

今なら田んぼの水は当然ダメとわかるけど、私のために田んぼから水泥棒をしてくれた祖父の優しさ。
沁みるなあ~。(間違ってるけど)


いつか自分の庭が持てたら私も生簀を作って(!)金魚道楽がしてみたいです。
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# by utamatsu2655 | 2011-08-10 09:46

さよなら本郷館

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文京区本郷の木造三階建て老舗下宿「本郷館」が解体されるという情報を聞き、急遽様子を見に行った。

行ってみると既に玄関は「安全第一」の柵で封鎖され、立ち入り禁止になっていた。
だけど、戦艦のような建物はやはり独特のオーラを放ちながらそこに鎮座していた。
巨大なクジラが囚われの身になっているかのようにも見える。

高台の崖っぷちに建つ本郷館。
そのそばをつたうように坂を下りながら、様々な角度から写真に収める。

今の東京でここまで巨大な木造建築は他にあるだろうか?山の岩肌のような重厚な木目だ。
そばに立つと、象の足元であたふたしてる蟻んこのような気持ちになる。

産婦人科の広告看板。窓辺にかかったままのひからびかけてる洗濯物干し。
かすかに人が住んでいた気配が残っている。

坂を下りて崖上にそびえ建つ本郷館を仰ぎ見、またぐるりと坂を上ると
商店のシャッターに絵や写真がたくさん飾られているのが目に入った。

近寄ってみると、様々な本郷館に関する写真や絵、寄稿文や俳句などだった。
特に目を引いたのは、本郷館の内部の写真。
雨どいから雨が滝のように流れ落ちる中庭。老舗の温泉旅館のような玄関。
どこかの城の天守閣にありそうな大階段。

これらの写真等は本郷館保存プロジェクト「本郷館を考える会」の方々が中心になって展示されているようだ。
何とか保存してほしいなあ・・・と後ろ髪をひかれる思いで本郷館を後にした。


8月2日。
昨日から取り壊しが始まっているらしい本郷館の様子が気になって、退社後また本郷へ。
てっきりブルーシートで覆われているかと思いきや、外見上は何も変わりなく、本郷館はまだそこにあった。
良かった!と胸を撫で下ろしていると、囲いのロープに「7時半より本郷館のライトアップを行います。懐中電灯をお持ちください」の紙が。
半信半疑でファミリーマートへ走り、懐中電灯を買って7時半少し前に本郷館へ戻ると
たくさんの人がそこに集まっていた。

ほんとにやるんだ・・・ライトアップを!

時間になると「考える会」代表の方のごあいさつがあり、「それでは皆さん、懐中電灯を正面玄関へ向けてください」の声に従って、めいめいの灯りを点し本郷館へ向けた。

「2階の角の、窓に灯りを向けてもらえますか・・・そうそう。本郷館は地形に合わせて建てられていますから、和室だけだとどうしても内部に余りの空間が出てしまう。あの角は洋室なんですよ。」

「床下と土台に隙間があるでしょう。これはね、“猫土台”といって風通しを良くし腐食を防ぐんです」

お話と一緒に、本郷館のさまざまな部位に光を当てていく。
懐中電灯ひとつひとつの灯りは思ったよりもはかなくて、弱弱しい。
だけどその灯りの中に、本郷館で暮らしたさまざまな人々の姿がぼんやり受かび上がってくるような、降霊会のような不思議なひとときだった。

「大雪のとき、1階の中庭にも雪が積もった。そこを突っ切ってトイレへ行くのが大変だったな」
「あまり重い荷物は部屋へ持ち込めないから、なんとか軽くする工夫をしたな。でもステレオ買ったときなんかは部分ごとに少しずつ部屋へ持ち帰って、管理人さんの目をごまかしたり(笑)」

実際に住まわれていた方のお話を聞くと、必ずしも便利な生活ではない。(というかメチャ不便)
だけど皆さん本郷館を愛して、その生活を楽しまれていたんだなあ。
皆で誰かの部屋に集まって酒盛りをしたり、誘い合って銭湯へ行ったり、楽しそう。

「考える会」の方たちは本郷館をなんとか存続してほしいと、署名を集めたり要望書を提出したり奔走したけど、家主の方には受け入れられず、解体を免れなかったそうだ。
これだけの建物を維持、管理していくにはとてつもない労力とお金がかかるし、家主の方だけにそれを背負わせるのは酷だろう。でも、なんとも淋しい・・・。
石原都知事はオリンピック招致よりも、せっかく東京に残っている名建築を保存・存続していくことにお金を使ってほしい。私たちの税金なんだよ!!

荒木飛呂彦先生の「デッドマンズQ」という短編に幽霊屋敷ならぬ「屋敷幽霊」なるものが出て来る。
無くなった家自体が(家の中にあった調度品やマッチ1本までも)霊魂となって建っていた場所に有り続ける、というもの。
本郷館もきっと屋敷幽霊になって、永遠に本郷の地に建ち続けるんだと思う。

でもやっぱり無くなってほしくない・・・

昨日、そして今夜とゆっくりさよならができただけでも良かったのかもしれないけど、
なんとも淋しい気持ちで家路についた。

さよなら、本郷館。
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# by utamatsu2655 | 2011-08-05 23:23

幡ヶ谷 武の湯

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カレーパンを食べながら、渋谷区幡ヶ谷の武の湯へ。

どどーんと横長の、押し出しの立派な外観だ。お相撲さんのよう。

脱衣所には丸型テーブルやソファが置いてあり、どこかの家のリビングみたいだった。
マッサージチェアーもある!

広くて明るい浴室に入ると、まず正面の男女ぶち抜きタイル壁画に圧倒されてしまう。
なんというか、定番の富士山や外国の風景などではなく、なんというか・・・ヘンな絵。

宇宙人?が奇妙にうねった空間を「飛び出せ青春!」とジャンプしてるような。
ヘンだけどミョーに「愛」を感じて心やすらいでしまう、不思議な絵だ。

宇宙人に見守られ(見張られ?)ながらもそもそと髪を洗う。

ふと、私のすぐ隣に太ったおばさんが座った。
通常、よっぽど混んでなければ、1つカランを空けて座るのが銭湯において暗黙のマナー。
すぐ横だから肌と肌が触れ合いそう。今はすいてるのに。

もう1つ分、私との間のカランを空けてくれれば、ちょうどおばさんはこの列のはじっこのカランを使えるのに・・・。

・・・・・・!? ちがう・・・ゴ・・ゴ・・・ゴゴゴゴゴゴ ち・・・ちがう!なんてことだ・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴ この女ッ!
 
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

こいつは!「隣のカランだけを使っているのではない」ッ!

この女はッ 
「カランを2箇所同時に使っているッ」!!

ドン! ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

し・・・信じられねェー・・・そうかッはじっこのカラン1つだけだと太った体がキュークツで使い辛いッ!
2つ同時に使えば広々と、しかも洗う手間も短縮できるというわけかーーッ!!

これがこの女のスタンド「カラン・ハート・アタック」

グレート!!

ジョジョの奇妙な冒険ごっこを脳内で繰り広げても、トーゼンながらおばさんははじにつめてくれない。
それどころかオラオラとこちらに体を広げてくる。無駄無駄無駄無駄!!


・・・私はすごすご他の空いているカランに避難して体を洗い、戦いに敗れた?体を癒しに湯船へ向かった。

ガラスで仕切られたラドン温泉(別料金)、電気風呂やジェット風呂、と多種多様な湯船がひしめいている。

が、私はチキンなので激しい水流がこわいし電気風呂もこわい。(ついでにサウナもこわい。何故こんな女が銭湯めぐりをやってるんだろう?)

ので、おとなしくミクロバイブラの浅湯に浸かって体をほぐした。ぬる湯でじんわり温まりました。


脱衣所へ上がると、おばさん3~4人が「これから焼肉行こっ!」と盛り上がっていた。
焼肉!私も行きたい~じゅるる~~

でもせっかくお風呂に入ったのに、肉のにおいが体に付いちゃうのでは?

・・・と思いきや、この武の湯はなんと深夜2時まで営業されてるらしい。
これなら焼肉行ってカラオケで2次会したあとでも、余裕でまた入りに来られる。

しかも日曜は朝6時から朝風呂も楽しめるとな!
焼肉行ってカラオケ行ってオールして、朝帰り途中に寄るのもいいな♪

次はラドン温泉にもチャレンジしたいし、ぜひまた来よう。

願わくば、その時は「カラン・ハート・アタック」のスタンド攻撃を受けないことを・・・。
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# by utamatsu2655 | 2011-07-25 21:20 | 銭湯

千駄木 鶴の湯

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夫と千駄木へ。

なんだかそこかしこに「上品ななつかしさ」が漂っている町だ。

加賀前田藩の支藩、大聖寺藩主松平備後守の屋敷だったらしい「須藤公園」へ。
池の水がちょっときちゃないけど、緑が豊かで起伏に富んだ地形も面白い。

夫がはしゃいで遊んだ水色のブランコは、夜に漕ぐと少しセンチメンタルになりそう。
池のほとりではおじいさんがラジオでナイターを聞きながら、ビールをぐびぐび飲んでいた。
なんかイイね。冷えたビールがないなんて♪

しかし
「エアガン等の危険な遊びは止めましょう」
「この池の中に、ブラックバス、ブルーギル、スッポンなどを入れないで下さい」
の注意書きが気になる。こんなに平和そうな公園にも、そんな悪いやつが出るのか!

特に池の注意書き「小魚が全部たべられてしまい、かわいそうです」の一文が涙を誘う。
そんなやつ、ピラニアに喰われてしまえ!小魚のかたきじゃギョギョーッ!

そーいえば、夫と初めてのデートだかなんだかをしたとき「顔がさかなクンに似ている」と言われたんだった・・・。
複雑な気持ちを抱きつつ、本日のお風呂千駄木5丁目の鶴の湯を目指す。

路地を抜けると視界がぱっと開けて、お城に行き着いた!
・・・と思ったほど、レトロで立派な東京型銭湯が堂々と建っていた。

玄関、脱衣所共バリアフリーに改修されている。
お手洗いも車椅子で入れる造り。キレイで快適!

浴室へ。

目の前に広がる紺碧の富士山。
「不二」とも書く唯一無二の、日本一の霊峰。
お風呂屋さんには男女の境をまたいで、ひとつの富士山が描かれていることが多いらしい。
(もしくは男湯は富士山で女湯は別の風景、とか)

しかしここ鶴の湯は男女にひとつずつ富士山のペンキ絵がある。
富士だけど、不二じゃない。
ふだん半分ずつ見ることが多い富士山の姿が丸ごと拝めるのって、なんだか得した気分♪

ちなみに男湯は赤富士(朝日の富士?)らしい。女湯の碧富士と対をなしていて素敵だ。

なかなかお客さんの回転が早い銭湯で、子供の数も多い。うんうん、良いことだな~。
兄弟姉妹や友達同士で「富士山って赤いんだぜ!」「ちがうよ、富士山は青いのよ!」と言い合ったりするのかな。
そういう会話ができる環境って良いなあ♪

子供じゃなくなってもうウン十年たつ私。
でも大人なので冷えたビールで富士山に乾杯!

銭湯めぐりは楽しいし、大人になって本当に良かった。
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# by utamatsu2655 | 2011-07-20 22:16 | 銭湯

乙女の(赤っ)恥じらい

むかーし、むかし、まだ私が清らかなる乙女(と、自分で言ってる時点でオトメ失格)だった頃。

当時勤めていた職場は、ひとつの広いフロアの中で、それぞれの課ごとに机が分かれていた。

ある日、隣の課の内線電話が鳴り響いた。しかしその課の人たちは全員会議中。
代わりに私が電話を取ると、受付の守衛さんからだった。

「山田さんにお届け物です」

「山田さん、今会議中です」

「受け取りのサインが必要らしいんで、代わりに取りに来てもらえませんか」

「ああ、わかりました」

テケテケと1階に降りて行くと、受付に守衛さんと40半ばくらいの優しそうなおばさんがいる。

おばさんは、私を見るとニッコリ笑って

「こんにちは、大橋インポです」

と言った。言った。

「・・・え?」

「大橋インポです(←また言った!)いつもお世話になります~」

一瞬で私は大パニック地獄!!

ちょっとっちょっと、いきなりインポがコンニチワってどーゆーこと!?お世話になりますって、世話した覚えないし!なんでこのオバサンは会って5秒の私にセクハラ攻撃を・・・アッもしかして山田さんがインポでバイア●ラでも買ったとかでもそんなん会社で買っていーの!?総務のエリちゃん山田さんカッコイイって言ってたけどそんなこと全然ないよむしろインポだよって言わなきゃ!ああでもこの場をどおしよう受け取れませんって言うかああでもあうあうあ~あ~

うつむいてヘンな汗をダラダラ流す私に、おばさんはおずおずと

「あのう、うちハンコ屋なんですけど・・・」

と名刺を差し出してきた。そこには

「伝統と確かな技術 大橋印舗」

と、あった。あった。

「えっ!あ、ああホントですね!(←ウソついてどーする)あ、いやいやいつもお世話になります~(ごまかし笑い)」

「あ、いえいえすいません!(←なんで謝んの!)あのう、受け取りにサインを・・・」

「ああっサインですね!はいはいエヘヘへ」

「あ、お手数おかけします~ウフフフフ」

「いえいえ、エヘヘヘヘヘ」

気まずいやり取りを続ける私とおばさんの横で、なぜか守衛さんはずっと顔をそむけていた。
アンタがフォローしろよ!
オトメに恥かかせやがって!


・・・・・・乙女の恥じらいは、時として大恥をまねくという教訓を得た有難い体験でした。
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# by utamatsu2655 | 2011-07-15 22:19

銭湯探訪日記と日々のささやかなことを書いてます。
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