きっちんうたまつ

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幡ヶ谷 武の湯

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カレーパンを食べながら、渋谷区幡ヶ谷の武の湯へ。

どどーんと横長の、押し出しの立派な外観だ。お相撲さんのよう。

脱衣所には丸型テーブルやソファが置いてあり、どこかの家のリビングみたいだった。
マッサージチェアーもある!

広くて明るい浴室に入ると、まず正面の男女ぶち抜きタイル壁画に圧倒されてしまう。
なんというか、定番の富士山や外国の風景などではなく、なんというか・・・ヘンな絵。

宇宙人?が奇妙にうねった空間を「飛び出せ青春!」とジャンプしてるような。
ヘンだけどミョーに「愛」を感じて心やすらいでしまう、不思議な絵だ。

宇宙人に見守られ(見張られ?)ながらもそもそと髪を洗う。

ふと、私のすぐ隣に太ったおばさんが座った。
通常、よっぽど混んでなければ、1つカランを空けて座るのが銭湯において暗黙のマナー。
すぐ横だから肌と肌が触れ合いそう。今はすいてるのに。

もう1つ分、私との間のカランを空けてくれれば、ちょうどおばさんはこの列のはじっこのカランを使えるのに・・・。

・・・・・・!? ちがう・・・ゴ・・ゴ・・・ゴゴゴゴゴゴ ち・・・ちがう!なんてことだ・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴ この女ッ!
 
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

こいつは!「隣のカランだけを使っているのではない」ッ!

この女はッ 
「カランを2箇所同時に使っているッ」!!

ドン! ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

し・・・信じられねェー・・・そうかッはじっこのカラン1つだけだと太った体がキュークツで使い辛いッ!
2つ同時に使えば広々と、しかも洗う手間も短縮できるというわけかーーッ!!

これがこの女のスタンド「カラン・ハート・アタック」

グレート!!

ジョジョの奇妙な冒険ごっこを脳内で繰り広げても、トーゼンながらおばさんははじにつめてくれない。
それどころかオラオラとこちらに体を広げてくる。無駄無駄無駄無駄!!


・・・私はすごすご他の空いているカランに避難して体を洗い、戦いに敗れた?体を癒しに湯船へ向かった。

ガラスで仕切られたラドン温泉(別料金)、電気風呂やジェット風呂、と多種多様な湯船がひしめいている。

が、私はチキンなので激しい水流がこわいし電気風呂もこわい。(ついでにサウナもこわい。何故こんな女が銭湯めぐりをやってるんだろう?)

ので、おとなしくミクロバイブラの浅湯に浸かって体をほぐした。ぬる湯でじんわり温まりました。


脱衣所へ上がると、おばさん3~4人が「これから焼肉行こっ!」と盛り上がっていた。
焼肉!私も行きたい~じゅるる~~

でもせっかくお風呂に入ったのに、肉のにおいが体に付いちゃうのでは?

・・・と思いきや、この武の湯はなんと深夜2時まで営業されてるらしい。
これなら焼肉行ってカラオケで2次会したあとでも、余裕でまた入りに来られる。

しかも日曜は朝6時から朝風呂も楽しめるとな!
焼肉行ってカラオケ行ってオールして、朝帰り途中に寄るのもいいな♪

次はラドン温泉にもチャレンジしたいし、ぜひまた来よう。

願わくば、その時は「カラン・ハート・アタック」のスタンド攻撃を受けないことを・・・。
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by utamatsu2655 | 2011-07-25 21:20 | 銭湯

千駄木 鶴の湯

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夫と千駄木へ。

なんだかそこかしこに「上品ななつかしさ」が漂っている町だ。

加賀前田藩の支藩、大聖寺藩主松平備後守の屋敷だったらしい「須藤公園」へ。
池の水がちょっときちゃないけど、緑が豊かで起伏に富んだ地形も面白い。

夫がはしゃいで遊んだ水色のブランコは、夜に漕ぐと少しセンチメンタルになりそう。
池のほとりではおじいさんがラジオでナイターを聞きながら、ビールをぐびぐび飲んでいた。
なんかイイね。冷えたビールがないなんて♪

しかし
「エアガン等の危険な遊びは止めましょう」
「この池の中に、ブラックバス、ブルーギル、スッポンなどを入れないで下さい」
の注意書きが気になる。こんなに平和そうな公園にも、そんな悪いやつが出るのか!

特に池の注意書き「小魚が全部たべられてしまい、かわいそうです」の一文が涙を誘う。
そんなやつ、ピラニアに喰われてしまえ!小魚のかたきじゃギョギョーッ!

そーいえば、夫と初めてのデートだかなんだかをしたとき「顔がさかなクンに似ている」と言われたんだった・・・。
複雑な気持ちを抱きつつ、本日のお風呂千駄木5丁目の鶴の湯を目指す。

路地を抜けると視界がぱっと開けて、お城に行き着いた!
・・・と思ったほど、レトロで立派な東京型銭湯が堂々と建っていた。

玄関、脱衣所共バリアフリーに改修されている。
お手洗いも車椅子で入れる造り。キレイで快適!

浴室へ。

目の前に広がる紺碧の富士山。
「不二」とも書く唯一無二の、日本一の霊峰。
お風呂屋さんには男女の境をまたいで、ひとつの富士山が描かれていることが多いらしい。
(もしくは男湯は富士山で女湯は別の風景、とか)

しかしここ鶴の湯は男女にひとつずつ富士山のペンキ絵がある。
富士だけど、不二じゃない。
ふだん半分ずつ見ることが多い富士山の姿が丸ごと拝めるのって、なんだか得した気分♪

ちなみに男湯は赤富士(朝日の富士?)らしい。女湯の碧富士と対をなしていて素敵だ。

なかなかお客さんの回転が早い銭湯で、子供の数も多い。うんうん、良いことだな~。
兄弟姉妹や友達同士で「富士山って赤いんだぜ!」「ちがうよ、富士山は青いのよ!」と言い合ったりするのかな。
そういう会話ができる環境って良いなあ♪

子供じゃなくなってもうウン十年たつ私。
でも大人なので冷えたビールで富士山に乾杯!

銭湯めぐりは楽しいし、大人になって本当に良かった。
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by utamatsu2655 | 2011-07-20 22:16 | 銭湯

乙女の(赤っ)恥じらい

むかーし、むかし、まだ私が清らかなる乙女(と、自分で言ってる時点でオトメ失格)だった頃。

当時勤めていた職場は、ひとつの広いフロアの中で、それぞれの課ごとに机が分かれていた。

ある日、隣の課の内線電話が鳴り響いた。しかしその課の人たちは全員会議中。
代わりに私が電話を取ると、受付の守衛さんからだった。

「山田さんにお届け物です」

「山田さん、今会議中です」

「受け取りのサインが必要らしいんで、代わりに取りに来てもらえませんか」

「ああ、わかりました」

テケテケと1階に降りて行くと、受付に守衛さんと40半ばくらいの優しそうなおばさんがいる。

おばさんは、私を見るとニッコリ笑って

「こんにちは、大橋インポです」

と言った。言った。

「・・・え?」

「大橋インポです(←また言った!)いつもお世話になります~」

一瞬で私は大パニック地獄!!

ちょっとっちょっと、いきなりインポがコンニチワってどーゆーこと!?お世話になりますって、世話した覚えないし!なんでこのオバサンは会って5秒の私にセクハラ攻撃を・・・アッもしかして山田さんがインポでバイア●ラでも買ったとかでもそんなん会社で買っていーの!?総務のエリちゃん山田さんカッコイイって言ってたけどそんなこと全然ないよむしろインポだよって言わなきゃ!ああでもこの場をどおしよう受け取れませんって言うかああでもあうあうあ~あ~

うつむいてヘンな汗をダラダラ流す私に、おばさんはおずおずと

「あのう、うちハンコ屋なんですけど・・・」

と名刺を差し出してきた。そこには

「伝統と確かな技術 大橋印舗」

と、あった。あった。

「えっ!あ、ああホントですね!(←ウソついてどーする)あ、いやいやいつもお世話になります~(ごまかし笑い)」

「あ、いえいえすいません!(←なんで謝んの!)あのう、受け取りにサインを・・・」

「ああっサインですね!はいはいエヘヘへ」

「あ、お手数おかけします~ウフフフフ」

「いえいえ、エヘヘヘヘヘ」

気まずいやり取りを続ける私とおばさんの横で、なぜか守衛さんはずっと顔をそむけていた。
アンタがフォローしろよ!
オトメに恥かかせやがって!


・・・・・・乙女の恥じらいは、時として大恥をまねくという教訓を得た有難い体験でした。
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by utamatsu2655 | 2011-07-15 22:19

船橋  第二一の湯

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東京に住んでるけど、毎朝千葉テレビの情報番組「はぴハピモーニング」を見ている。
(独特のゆるい進行にハマってる)
この番組のプレゼント企画「中山競馬場ペアチケットご招待」に夫が応募して、見事当選。

夫が好きな障害レース「中山グランドジャンプ」開催日に、中山競馬場へと繰り出しました。

当選者は午前11時までに受付へ来い、とのお達しだったのに、船橋法典駅に着いたのは時間ギリギリ。
ふんがー!と専用地下道をダッシュ(動く歩道もダッシュ!)してどーにか間に合った。
ゼーハー・・・。

通行券代わりにスタンプを手の甲に押してもらい、いざ来賓席へ。
ペアシートのボックス席、最前列♪見晴らしがいい!

ところで私は夫のお供で競馬場へ行くけど、滅多に馬券は買わない。
夫にしてみれば張り合いのない奴だろーけど、競馬は老後の楽しみとボケ防止に取っておこうと思うので・・・。

「ソフトクリームの付け合せにコーンフレークはダメだろ!口が痛くなるっちゅーねん!」と
ぶつくさ文句を言う私の横で、夫は熱心に競馬新聞を読み、赤ペンでマークし、モニターに映るパドックを見て馬を吟味し、馬券を買い、そして見事にハズしている。(小額しか賭けないけど)

私はパドックで落ち着きなさそーな馬や、ダダこねてゲートに入らない馬、白馬(芦毛馬)ばかり応援するけど、当然のごとくこちらもハズれる・・・。

競馬センス丸出ダメ夫婦。しかし今回はなんと!競馬場のバックヤードを見学させてもらえました!

職員さんに案内して頂き、巨大なトンネルのような地下馬道へ。
誘導馬をさわったり(私が近づくと1頭は前足で激しく空を掻き、もう1頭は大量のおしっこを始めた・・・)
パドックを行進する馬たちを中から眺めたり。
とても長く広い地下馬道、広すぎて職員さんたちは自転車で移動しているそうだ。
私はついはしゃいで駆け出そうとして(小学生か!)夫に「馬がビックリするやろ!」と叱られた。
うう、ごめんなさい・・・

見学を終えて再び来賓席へ。
いよいよ大障害レース開始。ファンファーレ。12頭が一斉にスタートし、次々に障害をジャンプして、アップダウンの激しいコースを駆け抜けていく。
ひとつひとつの障害をクリアしていく度に、客席から歓声や拍手が沸き起こる。がんばれ!

大竹柵や大生垣を飛び、いよいよ最後の障害、先頭はメジロラフィキ。
飛んだ!と思った刹那、メジロラフィキの躯が大きく宙を舞った。そしてそのまま、ドン!とまっすぐ地面に叩きつけられた。
一瞬、何が起こったのか分からなかった。観客の悲鳴、どよめき。私は金縛りのように声が出なかった。
騎手は良く見えなかった。他の馬が走り去った後には、倒れたままのメジロラフィキの姿。動かない・・・。
でもきっと、脳震盪か何か起こしただけだよね?今に立ち上がる・・・

「ありゃダメだ、ピクリともしねえ」「首から落ちたんだ、即死だよ」
まわりのおじさんたちの会話が耳に突き刺さり、自然に涙が溢れてくる。 
そんな、ほんの少し前には大竹柵を飛んでいたのに、そんな・・・

メジロラフィキは全く動かなかった。
動かないメジロラフィキを搬送車がどこかへ運んでゆく。
その横で、拍手に包まれながら優勝馬の表彰式が行われている。
無事に最終障害を飛んでいたら、あそこにメジロラフィキがいたかもしれない。みんなの賞賛と歓声を浴びて。
でも、メジロラフィキはもう動かない。あの車で運ばれてるのは冷たくなった躯だけだ。

これが障害レース。これが競馬だ。
分かってはいるけれど、涙が止まらなかった。
メジロラフィキや、同じくレース中に予後不良で脱落(=死亡)したスズカスペンサーをかわいそうだと思うのは、おそらく私の欺瞞だろう。
かわいそうなんて言ってられないほどたくさんの馬が、レース中や調教中に死んでいくのだろうから。

だけどせめて、メジロラフィキの死を目の前で見たことを忘れないでおこうと思った。
それがこの障害レースに賭けた人間の、せめてもの礼儀だと・・・そんなことを思いながら、中山競馬場を後にした。


お風呂はJR船橋駅から徒歩15分ほどの「第二一の湯」へ。
交通量の激しい国道14号線を少し脇に入ると、のどかな住宅地が広がる。おばあちゃんたちが玄関先に座っておしゃべりなんかしてて、ほほえましい。

モダンなレンガ造りのお風呂屋さん、フロント形式。
「だいにじゅういちのゆ」かと思ったけど「だいにいちのゆ」らしい。昔は「だいいちいちのゆ」もあったのかな?

目の前に海が広がったかのような、浴室のヨットのタイル画が見事。リゾラバ(超死語)な気分になる。
天然鉱泉が名物のこの銭湯、浴槽はもちろん、なんとカランのお湯も茶色のラヂューム鉱泉。
カランからお湯に混じって黒いゴミ?が出るな~と思ったら、なんと「湯の花」らしい。すごい、住宅地の真ん中で何とも贅沢。ワホホ!

朝、無理にダッシュして鞭打った運動不足の体に鉱泉が優しい。
今日は朝から動く歩道をダッシュしたり、来賓席は当たったけど馬券はちっとも当たらなかったり、悲しいことがあったり・・・。
めまぐるしかったけど、どんなことがあっても銭湯は優しいなあ。

メジロラフィキ号もスズカスペンサー号も、天国で優しいお湯に浸かってますように。
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by utamatsu2655 | 2011-07-04 07:58 | 銭湯

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