きっちんうたまつ

カテゴリ:旅( 15 )




東北旅行2013 弘前5 桔梗野温泉、梅の湯

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次なるお湯を求めて、弘南鉄道に飛び乗る。
つり革がリンゴだー!めんこいのう。
今日はあらかじめお風呂屋さんに電話して、営業されてるか確認しておいた。
とても丁寧に駅からの道順を教えてくださり感謝!

弘高下駅で下車、滑らないように慎重に坂道を上る。
坂の上に建つ白い建物、おお!お目当ての「桔梗野温泉」だ。

中に入るとお客さんでいっぱい。かなり賑わってるお風呂屋さんだな。
浴室は大きな窓から日が差し込み、明るくて清潔。なんか温室の中みたい。
湯船は床よりも低い構造で入りやすい。打たせ湯まである!
トロリとしたお湯。(の、ように感じた)花巻の大沢温泉に似てる。(と、思った)
お湯の質や温泉の効能については正直全然わからないけど、芯から温まったしお肌がつるっとしたから良し!

また滑らないように慎重に、かつ急いで坂を下りて弘高下駅へ。
ここで、ホームに設置してある水道に目が釘付け。
四角い水色のタイルに全面おおわれて、ところどころに小石タイルをはめ込まれてる。
なんでこんなにオシャレなんだろう?
この水道を使えば、駅のお掃除も楽しくなりそう?

中央弘前駅まで戻り、昨日行きそびれた南横町の梅の湯を目指す。
道を間違えてちょっと遠回りしてしまい、着いた頃にはあたりがうす暗くなっていた。
ダイヤ型の「鉱泉 梅の湯」の看板と温泉マークを見つけたとき、なんだかとてもホッとした。

番台式で、脱衣所兼休憩スペースにはストーブがついていて暖か。
そして浴室へ一歩足を踏み入れたとたん、思わず歓声を上げてしまった・・・。
浴室の壁も床も浴槽も、まるでドロップを貼り巡らせたように一面カラフルなタイル、タイル!
まるでお菓子の国(お菓子のお風呂?)のよう。メルヘンな妄想で頭がいっぱいになってしまう。
カラン側の床タイルは流石に傷み易いのか、色とりどりの小さなタイルを丁寧に嵌め込んで補修がしてある。」
それがまた一段とキュート!たまらん。

半円形の小さめの浴槽は熱めと適温2つに区切られていている。
熱めのお湯に浸かってほーっとしていると、湯船の中でグーッとお腹が鳴った。
そーいえば、今日お昼ご飯食べてなかったなあ。(もう夕方だけど)

湯上がり、脱衣所のベンチでジュースを飲んでいると番台の女将さんが「そこに飴があるから食べてね~」
そばにあったゴーフルの缶を開けると、中にはサクマのいちごみるくが・・・。
かわいすぎる!クラクラしながらお礼を言ってピンクの飴をほお張ると、女将さんがニッコリ微笑んでくれた。
優しい~。やっぱりあきらめずに梅の湯さんに来て良かった!

バスセンターまで戻り夕食を食べたあと、帰りの高速バス「パンダ号」に乗り込む。
ストーブ列車で焼いてもらったスルメの残りを、ウッカリ車内に持ち込んでしまいニオイにはらはら。
隣の女子、「くせーヤツが横に来て最悪」とか思ってるんだろーな、トホホ。

午前6時すぎ、パンダ号は上野駅前に到着。今回の旅も無事終了。
思えば一昨日の晩ここ上野から「あけぼの」に乗って旅が始まり、また上野で終わったんだと思うとちょっとカンガイ深い。
またここから旅に出たい。

ありがとう上野。ありがとう北のロマン。
次回は転倒しないように、ちゃんと雪用のブーツを用意します!
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by utamatsu2655 | 2013-03-21 22:15 |

東北旅行2013 弘前4 大鰐温泉

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五所川原まで戻り、五能線、奥羽本線を乗り継いで大鰐温泉へ。
今日は快晴、雪化粧した岩木山がクッキリと見える。

大鰐温泉駅前には巨大なワニの像がいる。ピンク色でやぶにらみ、女子ウケしそう。
ニッポンの温泉街らしく(?)大鰐温泉駅前も鄙びている。
駅そばには近代的なスーパー温泉施設「鰐come(わにかむ)」もあるけど、やっぱり静かな町だ。
今回持参した旅本「ことりっぷ」には全く大鰐温泉が紹介されてなかったけど、なんでだろ?
適度な鄙び具合が女子旅になかなか良いと思ふのだが。

共同浴場を目指して橋を渡っていると、川に白い鳥の群れが・・・。
アヒル?鶴?ちがう、白鳥だ!
すごい、野生の白鳥初めて見たかも!
それも川にいるなんて、さすが北国!(?)

純白の白鳥に感動していると、どこからか視線を感じる・・・。
ふりむくと食堂の入口につながれた犬が、じと~~っと私を見ている。
よそものを警戒してるのか、それともかまってほしいのか。
エヘヘと愛想笑いして前を通り過ぎた。

橋のたもとの「若松会館」へ。三階建ての立派な建物だ。
木の札にわざわざ毛筆で書かれた看板が迫力ある。
ロビーは休憩スペースも兼ねた広々とした造り、ちゃんと男湯、女湯両方に「ゆ」の暖簾がかかっている。
自販機で入浴券を買って(150円。安い!)受付のおじいさんに渡す。

暖簾をくぐって脱衣所へ。
貴重品専用の小さなロッカーはあるけど、基本的にカゴに服を入れて棚に突っ込む方式。
何と、浴室からの上り口に床暖房がある!温泉の熱を利用しているのかな?
北国の温泉ならではだ。

浴室へ。中央に細かなタイルに縁取られたアーチ状の浴槽。
透明で清潔なお湯を満々と湛えている。
体を洗ってお湯に浸かると、かすかにナトリウム?の香りがする。
外は寒かったから、やっぱりほっとするな~。じわ~~~。

ふと、尻を打撲したばっかりなのに温泉入って良かったのかな?と疑問も。
打ち身って、たしか最初は冷やすんじゃなかったっけ?
でもせっかく温泉王国の青森に来たんだし、入浴取りやめなんて自殺行為!!
こんなに気持ちいいんだもの、きっと打ち身にも効くに決まってるし!

というわけで(?)せっかくやって来た大鰐温泉だけど次なるお湯を目指して再度出発。
本当はもっとゆっくりしたかったけど・・・。
食堂のわんこに「またゆっくり来るね」と挨拶するとかすかに尻尾を振ってくれた。

ありがとう大鰐温泉。
やっぱり痛む尻をさすりつつ、次のお湯へ電車でGO!
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by utamatsu2655 | 2013-03-21 20:13 |

東北旅行2013 弘前3 ストーブ列車

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朝。
雪も止んで快晴!あたらしく積もった雪が白く光ってまぶしい。
昨夜ヨーカドーで買っておいたおにぎりをパクパク食べて、早々とチェックアウト。
喜び勇んでホテルの外へ飛び出したら

ツルッ ・・・え?ツルッ?
ドッテ~~~~ン!!

転倒した!まるでマンガみたいに、ゴーカイにすべって転んでお尻打った!い・・・痛い!
「いたいよー」と思わずうめいてしまう。
早朝なので誰にも見られなかったのが救いかっ・・・てゆーか、
このホテルの正面玄関の前「だけ」雪かきしてないやん!
宿泊料金激安だったから、雪かき代は別途必要だったの?

腑に落ちない気分で痛む尻をさすりつつ、バスで五所川原駅へ。
これからあこがれの「ストーブ列車」に乗るのだ。たとえ尻が痛くても乗るの!

津軽五所川原駅の待合室は津軽凧が飾られ、ストーブを囲むようにベンチが置かれている。
どことなくなつかしい雰囲気。
切符販売のおねーさんのうねるような津軽弁がフランス語のように聞こえた。シルブプレ~。

ホームへ出てみると、快晴の銀世界の中、カラフルな列車や黒い貨物車がお出迎え。
私が乗るのは「走れメロス号」という古めかしいかわいい列車。
線路に積もった真っ白な雪に車体のオレンジ色が映える。

早速、いそいそとストーブのすぐ前の席に陣取る私。
係のおじいさんが石炭を投げ込み、ストーブの中が赤く燃え盛る。
俺のハートも真っ赤に萌えるゼ!

発車と同時に、ストーブをはさんで向かい側にかけた男性がさっそく車内販売のスルメを購入。
係のおじいさんが鮮やかな手つきでストーブの上でスルメを焼いてくれる。
パチパチとゲソがはぜる音、香ばしい香りにクラクラ~。
向かいの男性は日本酒もついでに買って、スルメをほおばってご満悦。

待ちかねて、私もすかさずスルメげっと!
「お酒は?」とおじいさん。
うっ・・・飲みたい!飲みたいけど今飲んだら確実にぶっつぶれる。無念!無難にお茶を購入。

「このイカはね、海水で洗ってあるの。だからすごく風味がいいんだよ~」
ううむ、たしかに。
一口かむと日本海のうま味、二口かむと深海のうま味・・・(意味不明)
香ばしく、たまらなく美味しい。そしてやっぱり酒がほしくなる!

よほど嬉しそうにスルメをほおばっていたのだろう、おじいさんが記念撮影してくれた。
その様子を他の乗客たちが遠巻きにながめてちょっとあきれ顔・・・・・・。
ちょっと気恥ずかしいけどいいのだ。こんなに美味しくて楽しいもの!

窓の外は雪の田園風景。ウネウネと枝を伸ばした見慣れない木がたくさん生えてる・・・
と思いきや、どうやらリンゴの木らしい。
リンゴ狩りもいいなあ♪リンゴが真っ赤に色づいた景色を見ながら列車に乗るのもいいなあ~。

でも今は ♪ 雪の銀河をぼくはまっしぐらなんです ♪
・・・・・・やっぱり尻が痛いけど。

私は終点まで乗らず、金木駅で下車。
そして太宰治の生家「斜陽館」へ。

特別太宰治ファンというわけではない(というかほとんど知らない)けど、
旅館としても使われていたという豪奢な建物を一度見ておきたかった。

和洋折衷のとてつもなく大きななお屋敷を係の方のガイド付きで見学。
一緒に見学した母娘は生粋の太宰ファンらしく、ガイドさんの説明やちょっとしたエピソードに
「うんうん!そうね、そうなのよね!」「なるほど、やっぱりね~」と熱心に相槌を打っていた。
きっと屋敷のそこかしこに少年時代の太宰の面影をさがしていたんだろうな。

私は土間に面した座敷、一部屋ごとに一段ずつ低くなっている構造が不思議だったけど
「家長の食事部屋」「長男の食事部屋」「その他の家族、使用人は板の間」と明確に区別されていたという時代背景に少しおどろいた。
「家族の食卓」なんて概念は、当たり前だけど当時はなかったんだな。

ガイドさんの説明はちゃんと次の列車に間に合うように考慮されていた。
私も途中でザセツしてる「斜陽」にもう一度チャレンジしてみようかな・・・。

やっぱり痛む尻をさすりつつまた列車に乗って、さあ次はお風呂めぐりだ!!
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by utamatsu2655 | 2013-03-20 01:47 |

東北旅行2013 弘前2 洋館めぐり

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弘前駅近くのホテルにいったん荷物を預けて、フラフラと観光。
さすが北国、ある程度除雪はしてあるけど屋根や道路にフトンのように雪がみっしり積もってる。
歩き慣れない雪道、ガニマタでそろそろと歩く。

旧東奥義塾外人教師館、旧弘前市立図書館、カトリック弘前教会・・・とレトロ洋館を見学。
洋館って、おじょーさまになったような優雅な気分になれるからイイ。
私の邸宅へようこそ~♪って。
庭園も好きなので弘前城や藤田記念庭園を見学しようかと思ったけど、
雪が私の身長よりも高く積もってるのでビビッて止めてしまった。
この雪、本当にとけるのかな・・・。

ランチはフンパツして「レストラン山崎」へ。
しかしそんな高級店とは知らなくて、予約なしで行ってみたら
「何?このビンボ臭い女は!!」って感じで最初ちょっとビックリされた(^_^;)
ちゃんと席を用意してもらえて、お料理も美味しかったけど、やはりそこはかとなくアウェイ感が・・・。
事前にもっと下調べして行けば良かったかな。旅先のお店選びってムズカシイ。

でもその後に立ち寄った喫茶店「万茶ン」では気さくなご主人がブルートレインの思い出を語って下さって、ホッとくつろげた。
アップルパイも美味しかったし、これから一人旅のときはご飯も喫茶店で食べることにしようかな。

夕方。雪がちらついてきた。
洋館もひととおり観終わったし、バスで大鰐温泉へ行ってみようかな。でも、なんか吹雪いてきたな・・・。
雪に慣れてない私はまたビビッてしまい、今日は銭湯へ行こう!と南横町にあるという梅の湯さんへ電話。
うーん、誰も出ない・・・。
とりあえず循環バスで近くまで行ってみよう、と出掛けてみたけど何故か降車ボタンが効かなくて素通り。
「降ろしてください!」って言えなかった。駄目だなあ、なんか全然駄目だ・・・。

旅の空の下、自分の計画性のなさ、決断力のなさに落ち込む女一人。
落ち込んでる間に雪はどんどん降り積もり、あっという間に日が暮れて気温がどんどん下がっていく。

まあ今日は朝から歩き回って疲れてるし、ゆっくりしよう・・・と
ヨーカドーへ寄ってお惣菜を買い、ホテルへ戻る。
シャワーを浴びてテレビを見ながらプチ宴会、酒は夜汽車で眠れなかったときのために
上野で買っておいた鬼ごろし。
これはこれで、けっこう楽しい♪

旅先では現地のお店で現地の美味しいものを食べて地元の人と交流して・・・と
いうのが一般的なのかもしれないけど、一人旅の私にはちょっとハードルが高い。

自分なりの楽しみ方でいいのだ。だって今日も明日も、私一人なんだもの。

窓の外の雪景色を肴にしつつ一人宴会を楽しみ、鬼ごろし効果もあってぐっすり眠りにつきました。
(泥酔とも言う)
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by utamatsu2655 | 2013-03-20 00:15 |

東北旅行2013 弘前1 寝台特急「あけぼの」

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寝台列車に揺られてはるか北の地を目指す・・・。うーん、ロマンティック。
ずっと憧れていた旅だけど、会社であまりにもムシャクシャしたのでヤケっぱちで決めてしまいました(._.)

北の地への出発地はやはり上野駅が似合う。今回の目的地は弘前。
仕事が終わってその足で上野駅へ駆けつけ、まずは東上野の寿湯でひとっ風呂。
まつやで夕飯を食べて、上野駅へ戻り改札を通る。
高崎・上越線の一番端のホーム。
ここから「カシオペア」も発車するらしい。いつか乗ってみたいな~。

そうこうしているうちにコバルト・ブルーの車体の「あけぼの」がホームに到着。
待ち構えていた乗客や鉄道ファンがいっせいに色めき立ち、記念撮影ラッシュ!
私も負けじとしょぼいデジカメで激写しまくるも、ものすごいレンズを付けた一眼レフ?や
三脚付きに敵うはずもなくすごすごと乗車した。

今回は「レディースゴロンとシート」
二段式の寝台車、寝具はなくてただ足を伸ばすだけ。
でもその気楽さがイイ!女性専用車だし。

出発の高揚感に浸ろうとするも、切符をなくしかけたり、上段への上り方が分からず
まごついたりしてるうちにさっさと発車。
ああ・・・。遠ざかって行く上野駅。

暖房が効きすぎて暑い、と訴えるお客さんに車掌さんは落ち着きはらって
「これから青森へ向かうにつれて、どうしても車内は冷えていきます」
ふーん、いまいちピンと来ないけどけどそうなのかな?

パジャマに着替えて、お菓子を食べたり本を読んだり。
上段は多少揺れて景色も見えないけど、荷物が置ける棚がついてて風呂道具も乾かせるし、なかなか快適。
ちゃんと足も伸ばせて、ゴロンとくつろげる♪

そして車掌さんの言ったとおり、車内の気温が少しずつ下がっている。
やっぱり北へ向かっているんだな。
こうやってゴロンとしている間にどんどん北国へ運ばれていく。ロマンティックですな。
洗面所で歯磨きして、カーテンを引いて眠りにつく。

朝。
列車は定刻どおり秋田へ到着。
そして窓の外は、わーい雪景色だ!ロマン!これぞ北の旅のロマンですよ!

窓辺の補助いすに陣取ってパジャマ姿ではしゃぎながら写真を撮りまくる私。
それを尻目に他の女子たち(けっこう若い子が多い)はビシバシと身支度を整え、いそいそと化粧を始めている。
なんだか恥ずかしくなったので、すごすごと自分のゴロンとシートに引き上げて朝ごはん(昨夜コンビニで買ったおにぎり)をモソモソ食べた。

私も身支度を整えて、他の車両をちょっと探検に行ってみる。
豪華な個室寝台も良いけど、通常の「ゴロンとシート」で男女混合のグループが賑やかに
朝ごはんを食べている光景が良かった。
サークルの合宿かな?いいねえ、青春だねえ!

そして午前9時14分、定刻通り弘前へ到着。
うーん、あっという間だったなー。また乗りたい!
ホームへ降り立ち、終点青森へ向けて出発する「あけぼの」に手を振る。

発車の音楽は「津軽三味線」なんかせつない!ベンベンッ。
遠ざかる「あけぼの」を見送りながら、早くも旅情に襲われる私でした。
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by utamatsu2655 | 2013-03-20 00:05 |

大井川鐡道の旅 3

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千頭駅からバスに乗り、本日の宿寸又峡温泉へ向かう。
暗い峠道を疾走するバス、けっこうな急カーブをぐりぐり曲がるのでちょっと(・・・かなり)こわい。
朝から動き回って疲れてるので(※乗り物乗ってただけ)、
ついウトウトしかけると・・・ふがっっ(急カーブで体に「G」がかかる)
ちょっと「頭文字D」の世界を味わった(そうか?)

本日は「湯屋飛龍の宿」に宿泊。
ここも友人が選んでくれたキレイなお宿。さすが美人、センスも良し!
私だったらでテケトーなボロい民宿を選んでヒンシュクかってただろうな・・・。
時間が遅かったので先に1階の大広間で夕食を頂くことに。
家族連れやカップルで賑わう大広間、SLでお見かけたした方もチラホラ。
お料理は海の幸と山の幸の懐石料理。美味しい!
特に「イワナの昆布蒸し」が絶品だった。めずらしいし、山荘らしいお料理が食べられてうれしい。

しかし超が付く程マイペースな私たち。おまけににぺちゃくちゃ喋りながら食べるので料理の進みが遅い!
その間に大広間は一組帰り二組帰り、気が付けばだだっ広い空間に私たちだけがポツネン・・・。
しまいには仲居さんが3分おきくらいにそばに来て、空いた皿を片っ端から片付けてしまう。
「私ら早よ帰りたいんじゃオーラ」をビシバシと感じ、もそもそと残りを食べ終えて退散。
部屋に帰って少し腹休めして、いざ温泉へ。
広々としたキレイな大浴場。とろりとしたお湯で肌が潤った。旅の疲れ(※乗り物乗ってただけ)も癒され、早めに就寝。

翌日は起床してすぐ朝風呂へ。
快晴の空の下、立派な露天の岩風呂に浸かっておしゃべりも弾む。
ひんやりとした山の空気に溶ける湯気。いいですな~。
しかし、何人か入ってた女性たちが一人減り二人減り、気が付けば露天風呂は私たち二人だけがポツネン・・・
はっ、このパターンどこかで・・・。
もそもそと脱衣所へ上がって時計を見ると、やっぱりとっくに朝ごはんの時間過ぎてる
\(◎o◎)/

大慌てで髪を乾かし、大広間へダッシュ!
「遅れてすみませーん」と仲居さんに謝ると「いいえー、たくさん食べてくださいね♪」
「良かった~」「もぐもぐ、おいしい~」「おいしいね~もぐもぐ」
「もぐもぐ、今日どうする?」「どうしよっか~もぐもぐ・・・」
そしてまた気が付けば(以下略)
しかし「みんな食べるの早いね~」なんて感心してるんだから仲居さんたちもさぞ脱力したことでしょう。

チェックアウト後、いったん荷物を帳場に預けて周囲を散策に出かける。
四方をまるで緑の高い壁に囲まれてるような寸又峡温泉。
空から覗くと山の中の小さな箱庭のように見えるんじゃないかな。

散策ついでにどこかの旅館の「立ち寄り湯」に入ろう!(←どこの?)
と歩き回ってみたけど、どの旅館、民宿もそんな気配がない。
「飛龍旅籠の宿」へ戻って聞いてみるとお昼くらいからしかやってないとのこと(←最初に聞こう!)
「じゃあ、もう千頭に戻ろうか~?」「そだね~戻ろうか~」
とのんびり話し合う私たちのそばを走り抜けていくバス。
「・・・お客さん、次のバスは1時間後ですよ」
「・・・・・・。」
幸いバス停のそばにいい喫茶店があり、そこで和菓子セットを頂いたりしてのんびりバスを待ちました。
そしてまた「頭文字Dバス」こと「Daitetsuバス」に乗り峠道をぐるぐる走って千頭駅前へ。

駅前の観光案内所で聞いてみると、大井川を渡って少し歩いたところに千頭温泉があるとのこと。
橋を渡っていると、昨日乗った「井川鉄道」が山へ向かって線路を走っていくのが見えた。
手を振ってみると車掌さんが気が付いて、ニッコリ笑って手を振り返してくれた!ヒデキ感激。
橋を渡りきると、そこにはにニット帽をかぶり、ジャンパーを着込んでるのに何故か下半身だけ丸出しの小便小僧の像が。
小便小僧だから丸出しなのは当たり前だけど、なんかこう、ヒワイな感じがするのは私だけ?

悶々としながら(するな!)千頭温泉へ向かう。
ここは食事処の離れに内風呂と露天風呂の温泉があり、こぢんまりした佇まい。
お客さんは私たちだけ、露天風呂も貸切状態ででゆったり~。
お湯の温度がぬるめなのでのぼせることもなく、おしゃべりも弾む。
はずむはずむ・・・。・・・アレ?
「ねえねえ、ところで今何時かな?」「う~ん、何時だろーね?」
「そろそろあがる?」「あがろっか~」「そだね~」

脱衣所に引きあげて時計を見ると、あと3分で帰りの汽車の時間\(◎o◎)/
ヤバイ!これに乗らないと帰りの高速バスに間に合わにゃい!
しかし確実に も う お そ い 。

とりあえず千頭駅まで戻り、駅前のレストランでランチを食べたり、お土産を買ったりして次の汽車を待つ。
やってきた汽車は・・・わ~い、SLだ!
行きも帰りもSLに乗れるなんてラッキー!鉄得 ¥(^○^)/ (←反省してない)

帰りのバスもなんとか時間の変更ができ、無事に東京へ戻って来られました。
しかし今回、わりと綱渡りの旅だったような・・・。
とりあえず温泉でのんびりし過ぎないよう、防水の腕時計を買っとこう。
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by utamatsu2655 | 2012-12-29 23:06 |

大井川鐡道の旅 2

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千頭駅でうどんを食べて井川線の乗り場へ。
赤い小さな列車、かわいらしい。遊園地のちびっこ列車のよう。
車内はせまく、思ったよりお客さんも少ない。なぜか座席の壁に「バカ」の落書きが・・・。

元は水力発電所・ダム建設の資材運搬用だった列車。
大井川の流れに沿い、山肌を縫うようにゆっくりと渓谷を上っていく。

アプトいちしろ駅では長島ダム駅までの急こう配を上るためにアプト式機関車の連結が行われる。
絶好の撮影ポイント!私も連結の瞬間を激写!したけど正直言ってあまりピンとこなかった(._.)
電気機関車に比べると私たちが乗っている客車はやはりおもちゃのように小さい。
おもちゃの列車に乗ったままぐんぐん急傾斜を上り、そのままどんどん山の中を分け入って、長島ダムを見下ろし奥大井湖上にぽっかり浮かんでいるような・・・
心もとないような、でもわくわくする不思議な高揚感。翡翠色のダムの湖面が神秘的。

終点の井川駅は海抜686メートル、静寂の中の古い駅舎。
お土産屋さんもこの時期は営業してないみたい。ひっそりと静まり返っている。
かつては更に上ったところに資材専用駅があったため、線路だけは山の奥へまだ続いている。
ぽっかり口を開けたトンネルの暗闇が少し不気味。

また同じ線路を下り、奥泉駅を通る頃にはあたりはすっかり闇の中。
ダム工事のあかりが闇の深さを際だたせている。
闇の中のダムは少しこわい。あの湖底に昔集落があり、今もお茶碗か何かが転がっているんじゃないかと思うとなぜかぞっとしてしまう。
千頭駅に着くとなんだか魂を抜かれたように疲れていた。
ただ上って下りてきただけなのになあ。

これから送迎バスで寸又峡温泉へ。
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by utamatsu2655 | 2012-12-28 19:52 |

大井川鐡道の旅 1

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金曜の夜、仕事を終えて新宿で待ち合わせ。
これからドキドキ逢引旅行・・・ではなくて
「女二人でSLに乗るゼ!」の旅へ出発!

ちなみに今回旅を共にする友人はかなりの美人。
おまけに女らしくて性格も良いときた。
待ち合わせ場所に現れた彼女は品の良いボストンバッグ手に提げている。
これがキャリーバッグじゃダメなんだよな!あんなのガラガラと下品でジャマなだけ。
週末旅行の彼女の手にはぜひボストンバッグを!(←漢のこだわり)
・・・ちなみに私は品も何もない真っ黒けのスポーツバッグですが何か?

ご飯を食べて新宿西口高速バスターミナルへ移動。
ここは地下に広々とした待合スペースがあり、ほどよくボロくていい雰囲気。
売店でお菓子や飲み物を買っていると、だんだん旅気分が盛り上がってくる。

19時少し前にバスに乗り込み、いよいよ出発。
窓の外を流れ去る新宿のネオンを横目で見つつ、お菓子を食べながらのおしゃべりに花が咲く。
友人はつきあい始めの彼氏のことを頬を赤らめながら話していた。うらやましーぞ、彼氏。
しかし二人とも仕事の疲れが出たのかいつの間にか寝入ってしまう。

22時、静岡駅に到着。
こんなに短時間で来られるなんて、やっぱ高速バスは便利だな~。
今夜は駅前のホテルに1泊。

チェックインする前に飲み物でも買っていこうと駅前のコンビニへ。
おお!富士宮焼きそばのカップ麺や静岡限定のお酒も売ってる。
着いたばっかでもうお土産のことを考えていると、ん?何やらレジが騒がしい。
見るとスーツを着た大柄なおじさんと店員がモメている。
どうやら酔っぱらったおじさんは家へ連絡したいらしく、電話を貸せ!と
店員に詰め寄っているのだけど、ムゲに断られているらしい。(そりゃそうだ)
追い払われたおじさんはブツブツ文句を言いながらふらつく足取りで店を出ようとしたが、
「ん?電話あんじゃねーか!さっさと貸せよな~ったくよーウィッ!」

え?お、おぢさん・・・!
ATMの問い合わせ用電話(受付時間終了)に取りすがり
「もひもひ~おう、俺だけど~もひもひ~」
と必死に(エアー)電話してるおじさんを残し、私たちはホテルへ急いだ。
あのおじさん、無事お家へ帰れたかな・・・。

友人セレクトのシティホテルはきれいでお値段も良心的なうえ
アメニティグッズも多数完備、なんと枕まで自分好みのタイプを選べる。
おかげでぐっすり熟睡。
翌朝のモーニング(バイキング形式)もデザートのケーキまでてんこ盛りで頂き、大満足!

はりきって静岡駅を出発。目指すは新金谷駅。
心配していた雨もなんとか大丈夫そう。
金谷駅から新金谷までは山吹色のかわいい電車に乗る。
なぜか座席のシートが一部取り外されていた。古くなってたのかな?

新金谷駅に到着、ホームはすでに黒山の人だかり。
SLがホームに入ってくると、みんな歓声を上げて記念撮影を始める。
これがホンモノのSLか!「交通公園」で遊具と化したSLには乗ったことあるけど
生きて動いてる(?)ヤツは初めて見たな~。

私たちも記念撮影を済ませ、いそいそと車内に乗り込む。
ここでハッとする二人。お弁当を買ってない・・・。
「でも列車だもん、きっと車内販売があるよね!」「うん、当然『SL弁当』かなんかがあるよね!」
そこへ制服を着たマダムがカゴを提げて通りかかった。車内販売の人だ!
「あ、あのお弁当を・・・」
「お弁当?ありません」 へ!?
「車内で売っているのはSL人形焼きとSLドラ焼きよ、ホラお一ついかが?」

あとで確認したら、お弁当は駅の売店にも売ってるけど基本的に事前に予約し、
座席まで届けてもらうらしい。
下調べの足りない女二人、今回は弁当は断念。ちなみに人形焼きとドラ焼きは買わなかった。

古めかしい座席に腰かけて、いよいよ出発。
まもなく右手に「越すに越されぬ・・・」と謳われたという雄大な大井川が見えてくる。
車内では車掌さん(チャーミングなおじいさん)がハモニカをプープー吹いて、ほのぼのした雰囲気。

しかし、途中途中の踏切や土手・・・はまだ良いとして、雑木林の中や茶畑から
ヌッと出没してSLを激写しまくる「撮り鉄」の姿にいちいちビクッとしてしまう。
茶畑入っていいのかな?
でも川のそばの温泉(川根温泉というらしい)から大勢の人がSLに手を振ってくれる光景にはちょっと感動した。

クリスマス専用車両へ見物へ行ってみる。
「お座敷列車」仕様になっていて、電飾やモビールで飾りつけられた車内で
子供たちがプラレールで遊んだりクリスマスツリーを前に記念撮影してる。かわいいな~。
私たちもトナカイと記念撮影していると、列車はトンネルの中に突入。
その瞬間、暗闇の中でいっせいにクリスマスの電飾が瞬きだし、
窓には白くツリーの絵が光り、車内は何とも言えずファンタジックな世界に。
ほんの何秒かの出来事だったけど、思いがけないクリスマスプレゼントをもらった気がして嬉しくなった。

トンネルを抜けると程なくして終点・千頭駅へ到着。
明日静岡へ帰る列車は普通車に乗るし、これでSLともお別れ。
私も撮り鉄と化してSLを激写しまくる。

さて次は井川線(南アルプスあぷとライン)だ!
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by utamatsu2655 | 2012-12-27 15:22 |

東北旅行2012 遠野

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釜石から再び釜石線に乗り、遠野に着いたときはもうすっかり暗くなっていた。
でも今日は「遠野まつり」
お囃子の声、音楽、人々の喧騒で駅前はとてもにぎやか。

でも私は銭湯へ入るため、お祭りをやっている大通りとは反対方向へ。
えーと・・・。せっかく駅で道を聞いてきたのにあたりが暗くてよくわからない!(←バカ)

よし、こーゆーときは精神集中してカンを働かせるのだ!(つまりあてずっぽう)
む~~んむ~~~~ん ←カンを働かせてる音。
うーん、こっちかな?てくてく。おおっホントにあった!←バカなのでカンだけは良い。

ずっと来てみたかった銭湯、遠野の「亀の湯」。
わー、ほんとに亀がくっついてる!感激。

入口の十字架のような絵のモザイクタイルも綺麗。
中はこじんまりとしてましたが(浴室は4~5人でいっぱい?)
お湯は適温でくつろげた。

湯上がり、ここを一人で切り盛りされてる女将さんとお話しする。
気仙沼の亀の湯の女将さんもだけど、こちらの女将さんもとても華やかで明るい方。
手をケガされた、と聞いていたので心配で尋ねると
「だいじょうぶだいじょうぶ!こんなことくらいで、へこたれてられねえ!あの亀だってネ、何があってもああやってへばりついてんのよー」

うーん、たのもしい!
わざわざ外に出て見送ってくださった女将さんにお礼を言って、ふたたび駅前へ戻る。

駅前はお祭りの真っ最中。人ごみに混ざって私もお神輿を見物する。
「まら」のお神輿は初めて見たなー!子供たちのおどりもカワイイ。
東北のお祭りは初めて見るけど、地元民じゃなくてもやっぱりワクワクする。
この高揚感はやっぱり全国共通なのね。

夜10時すぎにはお祭りは終了。
お神輿がどこかへ片付けられ、屋台が撤収されても、そこかしこにお祭りの熱気がまだ濃厚に残っている。
人々も笑いあいながらざわめき立っていて、遠野駅前は明るい。

なごりおしいけど、そろそろ帰りの高速バスの時間。
誰も私を見送ってくれる人はいないけど・・・でも「また来いよ」と誰かに言ってもらえた気がする。

それは気仙沼の亀の湯の女将さんなのか、遠野の亀の湯の女将さんなのか、それとも娘さんを亡くされた釜石のバスの運転手さんなのか・・・わからないけれど。

被災地を訪れてみて、ただ私はオロオロうろたえていただけかもしれない。
でも実際に足を運んでみて良かったと思う。
また来たい、と思えるもの。

きっとまた来るよ。
見えない誰かに手を振って、私の東北旅行、これにてお開きです。
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by utamatsu2655 | 2012-09-30 23:40 |

東北旅行2012 釜石、大槌町、赤浜

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釜石駅そばの「まんぷく食堂」で「釜石お宝丼」を食べる。
海鮮丼おいしい!特にウニが絶品。
あさりのお味噌汁もたまご焼きも絶品。お腹いっぱい!

さてあまり下調べしてきてないけど、鉄の歴史館か釜石大観音像へ行ってみようかな。
ちょうど来たバスに乗ってみる。

しかし、しばらく走っているとどうやら反対方向のバスに乗ってしまったらしいことに気付く。
ど、どうしよう・・・。乗り換えなきゃいけないけどどこで降りればいいの?
なんか山道?を上っているみたいだし・・・。

突然視界が開けて、右手に真っ青な海が広がる。
そして行く手には広大な広場が・・・。
・・・・・・?違う、ここは街だ。3月11日のそのときまで、家やお店があった場所なんだ。

鉄筋の基礎部分や、お風呂の浴槽だけが残る家の跡。横倒しになった墓石。
そして積み上げられ、山となった瓦礫、人々がたしかに生活していた証。

鵜住居、大槌町・・・と破壊された街をバスは走っていく。
「マスト」というショッピングセンターで他のお客さんはぞろぞろと降りていく。
私はもここで降りようかと思ったけど、迷ってるうちにバスが走り出してしまった。

「どこまで行くの?」と運転手さん。
「あっ、あの・・・赤浜まで・・・」ここまで来たら終点まで行ってみよう。

終点の赤浜の停留所は仮設住宅が建ち並ぶ小高い丘の上にあった。
眼前には、やはり家の基礎部分とわずかなコンクリートの建物少しを残した更地。
その向こうには海が見える。穏やかな波が見える。
そして破壊された港と、そこで動くクレーン車も見える。

少し坂を下ってみると、右手の丘に神社を見つけた。
石段を上ってみようかと近寄ると、かすかに焦げ臭いにおいがする。
見ると、周辺の草木が黒焦げになっているのが分かった。
「・・・・・・。」

ひたすら、手を合わせることしかできない・・・。

とぼとぼと停留所へ戻ってきた私に、先ほど乗ってきたバスの運転手さんが話しかけてきた。

「ひょっとしてバス間違えたの?」
「は、はい・・・。すみません・・・」
「うーん、次のバスは1時間後なんだよね。まあ、あまりきれいな所じゃないけど良かったらどうぞ」

営業所へ招き入れてくださった。椅子をすすめられる。
そしてとつとつと、運転手さんがお話をしてくださる。



失礼だけど、あなたいくつ?32歳?そう。
たくさんの人が死んで。私も娘を亡くしました。娘は27歳だった。

大津波のあと、被災した人をバスで運ぶか、帰ってこない娘を探そうか迷っていたとき、
息子に「お父さん、あの子はもう帰ってこんよ。・・・・・・。 一緒にいた人に聞いた」と言われて。

娘は避難しようにも上手く坂道を上れないおじいちゃんやおばあちゃんを
車に乗せようとして、波にさらわれたらしいね。
一緒にいた人は、何とか逃げられたらしいけど・・・。

つらかったけど、被災した人の搬送を最優先していたら
「こんなことして何になる?よう、俺たちの給料はどうなるんだ?」と言う同僚ともめたこともあった。
「馬鹿野郎、今はそんなこと言ってる場合じゃねーだろ!」と怒鳴ったけど・・・・・・。

しかし、・・・その気持ちも分かるよ、実際、絶望と焦りで自暴自棄になってしまう人もいるからね。
週刊誌で、義援金をパチンコにつぎ込んでしまう被災者を非難する記事を読んだけど。
たしかに良くないことかもしれんが・・・、その人にとってはパチンコだけが唯一悲しみを忘れさせてくれるのかもしれない、気持ちを紛らわせてくれるものなのかもしれない。
それを思うと、一概には責められないね。

全国から来てくれたボランティアの人たちには本当に感謝してるよ。
自分の家は鵜住居で、海から2~3キロ離れてるのに1階部分は水に浸かった。
けど、ボランティアのおかげでね、なんとか元に戻ったよ。
けどカミさんはね、あの日以来、寝るときも必ず洋服を着て布団に入るようになっちゃった。
やっぱり怖いんだね。

近所の奥さんもね、地震と津波以来こっち、えらくツンツンした人になっちゃって
上ばっかり向いて歩いて、バスに乗るときもツンツンしちゃって・・・・・・
やだなあと思ってたら、街を見たくなかったんだね。
瓦礫だらけだったり、山田線の線路がグニャグニャになっちゃった景色なんか見たくなかったんだ。
だから山や空の方ばかり目を向けるようにして、ツンケンしてるように傍から見えたんだなあ。

今の景色はそりゃつらいよ。奥さんじゃないけど、やっぱり目をそむけたくなる。
けどそれ以上に地震のすぐ後の光景の方がもっとこたえた。
家や車や、いろんなものが流されて、まるで東京の街のように全部が密集してるんだもの。
あの光景は、一生忘れられないね・・・。



もしかしたら、運転手さんは私を亡くなった娘さんと重ね合わせて見ているのかもしれない。
帰ってこない娘さんに「今、俺たちはこんな風に暮らしてるんだぜ。いろいろあったけど、何とか暮らしてる。お前も早く帰ってこいよ・・・。」と話したいのかもしれない・・・。

そして同時に、こんな訪ね方をしてはいけなかったんだ、とも気づく。
こんな無遠慮に、土足で踏み込むような真似をしてはいけなかった。
ごめんなさい・・・。


次のバスの発車時間。
私一人を乗せて、バスは赤浜を出発。
走りながら「あそこに小さい島があるでしょう。蓬莱島、って言って『ひょっこりひょうたん島』のモデルなんだよ。あの島の松の木はもろに海水をかぶったはずなのに、枯れないんだ。それがなんとも不思議でね」
「ここに山田線が走ってたんだ。電車が走ってたなんて、信じられないでしょう。今は跡形もないけど・・・」
と話しかけてくださる。

そして再び「マスト」の前で停車。
買い物袋を提げたお客さんががやがやと乗り込んでくる。先ほど、行きのバスで一緒だった人たちだ。
「お待たせ~。何買ったの?」と気さくに話しかける運転手さん。

これが日常なんだ、と思った。
大きな傷を負い、自分が暮らす街が消失しても、大切な人を失っても、直視できなくても
生き残った人の日常は時に優しく、時に無慈悲にこれからもつづいていく。
今は傷がふさがらなくてもこの日常を生きるしかない、という無言のメッセージを賑わうバスの中で感じた。

釜石駅の手前でバスを降りる。
お礼とお別れを言うと運転手さんは「どうも、ね」と少し顔をそむけるようにして仰った。
もしかしたら、運転手さんの傷を広げてしまったのかもしれない。
ごめんなさい。
だけど私自身は、このバスに乗って良かった、と思いたい。

あの静かな赤浜の営業所で過ごした時間、ひとつひとつ、ぽつぽつと話をしてくださった運転手さん。
私はずっと忘れません。
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by utamatsu2655 | 2012-09-30 23:20 |

銭湯探訪日記と日々のささやかなことを書いてます。
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